全社での取り組み
明海グループ株式会社では、経営会議委員会の下部組織として「コンプライアンス委員会」「SDGs・安全委員会」を設け、全事業部⾨を対象とした取り組みを⾏っています。
コンプライアンス委員会においては、全事業部⾨を横断した、全ての役職員、パート、アルバイト社員を対象としたコンプライアンス意識向上のための研修や、内部通報制度の周知徹底など、不正やハラスメントのない、明るく⾵通しの良い職場環境の実現に向けて取り組んでいます。また、SDGs・安全委員会では、環境・社会に配慮したさまざまな取り組みを⾏っており、事務所においては再⽣可能エネルギーの導⼊、海運部⾨においてはカーボンニュートラルに向けた環境対応タスクフォースを⽴ち上げる等、脱炭素化に向けた船主としての取り組みを策定・推進しています。新たに創設された能⼒開発室においては、役職員向け各種セミナーの他、⽇本での勤務経験のない海外スタッフを対象に東京での研修を実施することで、⼈的交流を図り、企業⽂化や企業理念を共有するなど、次世代の⼈的資本の強化につながる活動も⾏っています。
- 社会への取り組み
- 環境への取り組み
「コンプライアンス委員会」の活動
明海グループ株式会社では、経営会議委員会の直下に「コンプライアンス委員会」を組織しています。当社グループすべての事業部門において、不正やハラスメントがなく、明るく伸びやかで風通しの良い職場環境を実現することが、コンプライアンス委員会の目指すゴールであり、各部門ごとに委員を選出し適宜委員会を開催しています。
全社で実施する年次のコンプライアンス研修を通して全役職員、パート、アルバイト社員に対するコンプライアンス意識の向上、不正やハラスメントに関わる内部通報制度の周知徹底に取り組んでいます。海運部門、ホテル関連部門、保育・介護部門等の各事業部門にはそれぞれに固有の商慣習や問題が存在するため、事業部門ごとの研修を個別に策定し、研修を実施しています。
また、同委員会の下部組織として「情報セキュリティ分科会」を設け、グループの情報資産を事故・災害・犯罪などの脅威から守り、お客様ならびに社会の信頼に応えるべく取り組んでいます。
社員の成長と活躍を支える仕組み
採用と育成
明海グループ株式会社では、新卒採用および社会人キャリア採用を通じた採用活動を行っています。
新卒採用では、入社後に各社関係部署をローテーションしながらの新入社員教育(OJT)、造船所見学、自社船見学等の研修を設けています。また、各種Eラーニングを用いた自己啓発支援制度を設け、自発的な成長を促しています。
社内報
日本のみならず海外にも拠点を持つ当社グループでは、全拠点を対象とした社内報を作成し配布することで、どの国・拠点で働いている従業員も同じ情報を同じ立場で共有できるようにしています。またオフィスだけでなく、船員用のニュースレターを定期的に作成して配布することで、紙面を通して同じ思想や訓練、考え方を共有でき、社員同士の適切な教育の一環として質の向上にもつながっています。
「SDGs・安全委員会」の活動
海という自然の驚異に晒されながら、大量の物資を輸送する海運業において、海難事故の発生は大きな自然環境破壊に繋がります。特に大型油槽船による定期傭船契約をビジネスの原点とする当社グループでは、創業当時から、環境保全の精神や安全運航の確保を最大のテーマとして取り組んで参りました。2006年には経営会議委員会の下部組織として「環境・安全委員会」が発足し、全社での取り組みにより一層力を入れる体制となりましたが、更に広範で持続可能な社会に貢献すべく、2021年に「SDGs・安全委員会」と名称変更し、グループ全体として様々な取り組みを推し進めています。
環境ポリシー
- 私たちは人と自然が調和を保ち、健康で心豊かな生活を送り、美しい地球の自然とその恵みが子々孫々にわたり永遠に守られることを願いポリシーを制定します。
- 当社グループはその企業活動を通して環境ポリシーを実現するために、環境保護に関して単にポリシーを宣言するのではなく、一人一人の行動について約束を掲げています。
- M-ECO(Meiji Ecological Commitment)
- Manage Environmental actions
当社グループ全社で環境に配慮した行動を心がける - Educate our Employees
環境保護の重要性を社員に教育する - Conserve natural resources
環境資源を保全する - O (Zero) Environmental incidents
環境汚染事故をゼロにする
- Manage Environmental actions
東京本部の完全再エネ化
当社東京本部がある新サフィール中目黒ビル、および当社グループがあるサフィール中目黒ビルでは、2022年3月より、使用する電力の全量を非化石証書付き100%再生可能エネルギー由来の電力に切り替え、完全再エネ化を実現しています。これにより、年間182tのCO2排出量を削減しました。
オフィスにおける環境活動
エコ活動
身近なところからの環境保全対策として、再生紙の利用やエコキャップの回収運動を各オフィスにて実施しています。また、ペットボトルキャップやテプラ使用済みカートリッジの回収活動、コンタクトレンズの空ケースリサイクル運動への参加を推進するなど、様々な機会を捉えてエコ活動への意識を全社員一丸となって高めるよう心がけています。オフィス内だけでなく、オフィス周辺の清掃活動を実施するなど、地域における環境保全にも目を向け、取り組んでいます。
オフィスビルでの取り組み
オフィスビルでは、太陽光発電システム、外壁断熱塗装、屋上緑化、複層ガラス、LED、オール電化、無水トイレ、高効率蛍光ランプ・昼光センサー・人感センサー照明を完備したトイレ、省エネ型空調システムなどを導入し、環境負荷の少ない事業経営を目指しています。